クレマチス [日常]
花の世話は私の日常のライフワークです。
趣味なんですけれど・・ちょっと増やしすぎたかしら・・
蘭の小さい鉢が200ちかく今ベランダにあります。
そして、クレマチスも好きで20鉢くらいあるのかな。
「増やしすぎ」と主人に怒られながら、それでも抱え込んでる鉢から、今年も花が上がってきました。
鉄線
私が子どもの頃、クレマチスというより、母は鉄線と読んでいました。
生け花をする手に、花挟でぱちんと切った蒼いクレマチスを鮮明に覚えてます。
それを花器に活けて、鉄線と教えてくれましたが、ちゃんと名前があるんですよねぇ・・
今から思うと、蒼い花は鉄線という名前じゃなくて、クレマチスのパテンス系だったんだろうと、推測する。
家に生け花の先生が月に幾度か来ていた。
活けた花をすべて色鉛筆でノートに描いていってくれた。
その花の瑞々しさも忘れられない。
その先生が私に書道を教えてくれていたが、、上手くならなかった・・相変わらず汚い字のまま。。
母はガーデニングに使うような花は育てて居なかった。
ほとんど花の無い、料理の皿の脇に載せる為に、葉を持つ小さい木だったり、しそであったり。
たまに鮮やかな花の苗を買って来ては、枯らせていた。
ナンなんだろう???
クレマチス アフロディテ エレガフミナ
季節が変わって、花が咲いて主張する。
今年も梅雨の季節が来た事を知る。
こっちにも、あっちにも
開きかけたばかりの緑がかった、鉄線。
子どもの頃は親の買い物にいけばお駄賃がもらえることもあった。
(いまはそういう習慣も無いよねぇ。。)
遊んでると近所のおばちゃんからちり紙に包んだお菓子を良くもらったり。
夕飯前にお肉屋さんのコロッケを買ってかじってから家に帰ったこともある。
(怒られなかったなぁ・・)
日が沈むまで公園に子どもたちが一杯で、道路もピンクや青のチョークで描いた絵が一杯だった。
家に帰ると隣のおばちゃんがお醤油を借りに来る事もあった。
大きな立派な屋根のお風呂屋さんに行きました。
こんな話を自分の子どもに話すと「へぇーーー」って言う。
ちょうど三丁目の夕陽の映画の話でもしてるように感じるんだろうなあ。
町に人が一杯いた。
溢れてた。でもみんなどこの誰さんだか知ってた。そこがすごい。
誰だか知らない人が来ればすぐ判った時代だったから、
誘拐事件があれば「ひとさらい」だよって言われた。
身近に実際の所物騒な事件は起こらなかったけど、「ひとさらい」は怖いと思った。
今ではめずらしい言葉が氾濫していた。
思いっきり遊んだけど子どもたちは怖いものが必ず幾つかあった時代だったんだなぁ。
そして自分が親になった頃、子どもがめっきり少なくなった。
実家の前の公園では遊ぶ子どもの姿をほとんど見ない。
5クラス、6クラスあった小学校が2クラスになった。
小学生の頃建ったイトーヨーカドーの売り場からおもちゃ売り場が数年前撤退した。
ちなみに私が怖かったのは「お化け」と「母」だった。
躾に厳しかったのか良く判らない。たいてい父の方へ逃げていた。(笑)
クレマチス 這沢
私が子どもを生んでから、「甘い」おばあさんになった。
これにはびっくりした・・
父はもとから優しかったので「大甘」のじじになった。
喉が渇いたら水を飲め、と子どもの頃言われたのに、
孫が喉が渇いたと言ったら、「ポカリ飲むか?」と出してきて
「今の子は水は飲まないからなぁ」なんてとんでもない言葉を聞いて、
私は腰を抜かしそうになった事がある。
そんな訳ないってば!
時代も変われば人も変わるものですね。
クレマチス ベティコーニング
さーて、梅雨時だからうどん粉病は要注意です。
ちゃんと見ていなくちゃね。
趣味なんですけれど・・ちょっと増やしすぎたかしら・・
蘭の小さい鉢が200ちかく今ベランダにあります。
そして、クレマチスも好きで20鉢くらいあるのかな。
「増やしすぎ」と主人に怒られながら、それでも抱え込んでる鉢から、今年も花が上がってきました。
鉄線
私が子どもの頃、クレマチスというより、母は鉄線と読んでいました。
生け花をする手に、花挟でぱちんと切った蒼いクレマチスを鮮明に覚えてます。
それを花器に活けて、鉄線と教えてくれましたが、ちゃんと名前があるんですよねぇ・・
今から思うと、蒼い花は鉄線という名前じゃなくて、クレマチスのパテンス系だったんだろうと、推測する。
家に生け花の先生が月に幾度か来ていた。
活けた花をすべて色鉛筆でノートに描いていってくれた。
その花の瑞々しさも忘れられない。
その先生が私に書道を教えてくれていたが、、上手くならなかった・・相変わらず汚い字のまま。。
母はガーデニングに使うような花は育てて居なかった。
ほとんど花の無い、料理の皿の脇に載せる為に、葉を持つ小さい木だったり、しそであったり。
たまに鮮やかな花の苗を買って来ては、枯らせていた。
ナンなんだろう???
クレマチス アフロディテ エレガフミナ
季節が変わって、花が咲いて主張する。
今年も梅雨の季節が来た事を知る。
こっちにも、あっちにも
開きかけたばかりの緑がかった、鉄線。
子どもの頃は親の買い物にいけばお駄賃がもらえることもあった。
(いまはそういう習慣も無いよねぇ。。)
遊んでると近所のおばちゃんからちり紙に包んだお菓子を良くもらったり。
夕飯前にお肉屋さんのコロッケを買ってかじってから家に帰ったこともある。
(怒られなかったなぁ・・)
日が沈むまで公園に子どもたちが一杯で、道路もピンクや青のチョークで描いた絵が一杯だった。
家に帰ると隣のおばちゃんがお醤油を借りに来る事もあった。
大きな立派な屋根のお風呂屋さんに行きました。
こんな話を自分の子どもに話すと「へぇーーー」って言う。
ちょうど三丁目の夕陽の映画の話でもしてるように感じるんだろうなあ。
町に人が一杯いた。
溢れてた。でもみんなどこの誰さんだか知ってた。そこがすごい。
誰だか知らない人が来ればすぐ判った時代だったから、
誘拐事件があれば「ひとさらい」だよって言われた。
身近に実際の所物騒な事件は起こらなかったけど、「ひとさらい」は怖いと思った。
今ではめずらしい言葉が氾濫していた。
思いっきり遊んだけど子どもたちは怖いものが必ず幾つかあった時代だったんだなぁ。
そして自分が親になった頃、子どもがめっきり少なくなった。
実家の前の公園では遊ぶ子どもの姿をほとんど見ない。
5クラス、6クラスあった小学校が2クラスになった。
小学生の頃建ったイトーヨーカドーの売り場からおもちゃ売り場が数年前撤退した。
ちなみに私が怖かったのは「お化け」と「母」だった。
躾に厳しかったのか良く判らない。たいてい父の方へ逃げていた。(笑)
クレマチス 這沢
私が子どもを生んでから、「甘い」おばあさんになった。
これにはびっくりした・・
父はもとから優しかったので「大甘」のじじになった。
喉が渇いたら水を飲め、と子どもの頃言われたのに、
孫が喉が渇いたと言ったら、「ポカリ飲むか?」と出してきて
「今の子は水は飲まないからなぁ」なんてとんでもない言葉を聞いて、
私は腰を抜かしそうになった事がある。
そんな訳ないってば!
時代も変われば人も変わるものですね。
クレマチス ベティコーニング
さーて、梅雨時だからうどん粉病は要注意です。
ちゃんと見ていなくちゃね。
写真が綺麗だから、クレマチスの魅力120%になっています。昔のお話、うんうん、そうだった、そうだったと頷きながら読ませてもらい、タイムスリップしました。
お肉やさんのコロッケ、特別、美味しかったな。ひとさらい、魔物にさらわれるような言葉ですね。久しく聞いていない。。
人は変る。先日、夫もそのようなことを言ってました。
母は孫嫌いでしたが、そろそろ甘くなっているだろうか?私には子供がいませんが、妹が3人目を妊娠したので、母のことを想いました。
by ウルトラマリン (2008-06-05 05:07)
先日、家の前をおじいさんとお孫さんたちが通った時の会話。
”××は何が欲しい” ”○○” 別のお孫さんが ”おじいちゃん大好き。 だって何でも買ってくれるから”---- だそうです。
by kotobuki1946 (2008-06-05 07:04)
ウルトラマリンさん、おはようございますー
コメントいつもありがとうございます。
冬の間冬眠しているクレマチスのブログもこの季節は更新中で、蘭とクレマチスと写真のブログ3つやってますが、流石に三年目を越すとネタ切れかなぁ~なんて思ってます。(笑)
魔物にさらわれるような言葉、ほんとにそうですね。
そういう言葉自体に恐れを感じる子どもの姿があって、でも大人も人も沢山居たっていうのがすごく賑やかで。コロッケやお芋の上げたヤツとか、お肉やさんでおやつ買うっていうのも楽しかったですよねぇ。
お母さん、子ども好きになってるのかな?それとも3人目が生まれるので、なれちゃってるのかな?今度お家に帰るのが楽しみですね。
by hidens (2008-06-05 08:01)
kotobuki1946さん、おはようございます。
親としては買わなくていい~って思うんですよね。
でも自分の子と孫は格段に違うらしいですね。(笑)
うちは余りそういうことは少ないのでおじいちゃんの気持になってあげることも出来るようですが、それでもまー、小さいうち特に可愛いのでしょうね~
コメントありがとうございます。
by hidens (2008-06-05 08:03)
季節の移り変わりを 花から教えられること・・ありますね♪
by solty (2008-06-05 09:56)
鉄線は中国が原産でしたよね。
時代が変われば、人も変わる
・・・・・以前、山下達郎が「歌は世につれ、世は歌につれるほど、甘くない」と
いう発言を思いだしました。
by こうちゃん (2008-06-05 10:13)
義母も「鉄線」と呼んでいます。
そんな街中でもやはり少子化ですか・・。
どこそこの誰、、は、田舎ではみんな知っているし家族構成や
勤め先やら、お嫁さんはどこから来たとか、子供の居場所までも。。
確かに、よそ様が来たら、ひと目でわかりますね(^_^.)
by 夢空 (2008-06-05 11:18)
クレマチスを楽しみながら、お話とともに懐かしい街の風景を思い出しました。
いつも人でいっぱいの、活気のあった商店街。知らない人は居ませんでしたよね。(^^)
その商店街、大型スーパーにお客を取られてから次々と閉店し、飲み屋が増え、マンションができ… 昔の面影がありません。寂しいです。
街も変わる。人も変わる…。いいようなわるいような。
by うに (2008-06-05 14:44)
テッセンとクレマチスは根本的に違うようですね・・・
白いのはテッセン・・・ですね!
hidensさんには思い出のある花なんですね。
ありますよね・・・花の姿や匂いでふっと思いだすこと・・・
それぞれに花物語ありです。
by こぎん (2008-06-06 07:49)
solityさん、おはようございます。
花や光や匂いから季節を教えられることって幸せなんでしょうね~
コメントありがとうございます。
by hidens (2008-06-06 08:18)
こうちゃんさん、おはようございます。
ううーーむ深い・・・山下達郎さんの曲はその頃の事も思い出すくらい鮮明に覚えてる音の一つなんですけど、作る側の人は繊細でシビアですね。
その位厳しくないと、何かを生み出すって難しいんでしょうね。
少しだけ日本の蒸す夏にぐったりすることも在る鉄線ですが、春先まだ春の浅い時に一番元気良く咲く姿は生命力を感じますね。
by hidens (2008-06-06 08:21)
夢空さん、私は下町で生まれて埼玉の南部で育ちましたけど、そこも下町の風情があって、隣近所良く知りあって暮してたなぁと言う印象です。
子どもが地域にはぐくまれて育つって事は大事な事なんでしょうね。
コメントありがとうございます。
by hidens (2008-06-06 08:23)
欄の鉢が200近く!!凄い!!!
by 暇なフォトグラファー (2008-06-06 17:31)
懐かしい時代の素敵なお話ですね。
お母さんが怖いというのはきっといい教育をされてたのでしょうね。
私は娘に怖いと思われるほど真剣に怒ったことないかも。。(^^;
うどんこ病に気をつけるようにしま~す♪
by ミラクルママ (2008-06-06 21:55)
うにさん、こんばんは
うにさんのコメントを拝見して、あ、ほんとにそうだなぁ、個人商店がほとんど無くなってしまったことが残念に思えます。
私が子どもの頃はそれでも少しはなれたところにヨーカドーがあって、商店もスーパーも、って感じでしたが、しばらくぶりに行くとほとんどがシャッターが降りてる。
今こういう町が増えました。寂しいですよね。
町もかわる・・人も変わる・・風景も・・
by hidens (2008-06-06 23:15)
こぎんさん、ありがとうございます。
昔はいっさいをひっくるめてテッセンと読んでたようですね。
今から思えば私も花くらい習って置けば良かった、と後悔しています。
いまとなっては中々覚えられる物でもないし・・後悔先に立たずですね。
とくに匂いっていうのは記憶が鮮烈に思い出されますよね。不思議ですね。
by hidens (2008-06-06 23:17)
フォトグラファーさん、コメントありがとうございますー
でも、、本当は300くらいあるんです。引っ越して置ききれなかったので、人様に100くらい預けているんです~( ̄▽ ̄;A
by hidens (2008-06-06 23:18)
ミラクルママさん、どっちかというととってもヒステリックな母でした。(笑)
なので、自分はこんな風にならないぞ、と思いながら育ちました。
子どもも嫌いだった母ですが、年取ってだいぶ角が取れました。かどじゃなくて「つの」が落ちたのかもしれません。。
しょっちゅう、お尻をはたかれる、膝を叩かれ、お線香もって追っかけられたこともあります。思いっきり泣いた記憶が覚えてますが、これって今じゃ虐待じゃあ・・と思います。ホント。( ̄▽ ̄;A
by hidens (2008-06-06 23:21)
クレマチスと鉄線と・・・、違いがよく分かりません??? @@;
円覚寺に行ったときに青いのを見ましたが・・・、あれはお寺だから鉄線かなぁ?
蘭の鉢が200ってすごくありませんか @@; それにこのクレマチス達もいるのですよね。hidensさんのところは、花だらけ(笑)なんですね。
クレマチスの写真からとても懐かしい文章で・・・、そう言えば、ろう石なんてのもありましたよね。 ^^
by ぼるふがんぐ (2008-06-08 06:31)
ぼるふがんぐさん、昔はどうもいっしょくたにしてそう呼んでいたみたいです。
円覚寺さんにもありましたか、それは多分クレマチスでしょうね~(笑)
はい、足の踏み場のないほどのベランダでごった栽培しておりますよ。
人様に預けてる蘭は他にも100鉢ほどありますので、それが戻ってきたら寝る場所ありません。(^。^;;
ああーーロウ石!!懐かしい。
ありました、ありました。みんなポケットに入れて洗濯出して怒られました。
子どもの手に在ったお小遣いでそんなものがすぐ買えた時代なんですよね。
by hidens (2008-06-08 11:29)
クレマチスにも、色々と有るんですね。
這沢は、とてもカワイイですね。
今回のお話は、懐かしくてとても共感を覚えました。
思えば我々の世代が一番良い子供時代を過ごせたのかも知れませんね。親は戦争を経験しているし、今の子供達はホントに可哀相になってしまうコトが多いです。
良いモノは残して行く、と言うよりも、消えてしまった良いモノをまた甦らせるのが、我々の世代の務めなのかも知れませんね。
by SAKANAKANE (2008-06-11 02:10)
SAKANAKANEさん、こちらにもありがとうございます。
そうなんですねぇ。。とても種類が多いからどんどんふえてしまうクレマチス。
ほんとに、私の子ども時代は良かったなぁと思いますね。昭和の匂いがぷんぷんでしょうね。時間も、かなり大らかだった様に感じます。町で育ちましたが、隣近所すごい密でしたね。どこどこで誰チャンを見た、とか情報もすごかったので、悪い事も出来ませんでしたよ。( ̄▽ ̄;A
今の世の中みたいにとんでもない事件が起きるのも非常に希だったし、まして残酷なシーンをニュースの中で流すこともあり得ない時代でした。
そういう点では今の子たちって、かわいそうですね。。
by hidens (2008-06-11 23:48)